【マザーハウスの活動:再犯のない社会づくり①】
~3年後の協力雇用主を目指す~
NPO法人マザーハウスの五十嵐理事長と知遇を得て、
当法人のサイトリニューアルをお手伝いさせていただいております。
マザーハウスは元受刑者の社会復帰と更生を支援し、
再犯のない社会づくりを目指して活動している法人です。
現在の犯罪数のほぼ6割が再犯によるものです。
つまり、再犯がなくなれば犯罪数の6割は減少します。
そのためには、元受刑者が更生し、
健全な社会復帰ができることが必須条件となります。
元受刑者が更生し、社会復帰するためには、
①自活できる経済力をもつこと
②社会から孤立させないこと
が大切です。
また、女性受刑者のなかにはかつてDVを受け、
そのことから摂食障害などの病をもち、窃盗を繰り返す、
といったケースもあり、
つまり、メンタルケアが必要な場合もあります。
そう考えると、元受刑者が更生し、
社会復帰するためには、
メンタルケア、雇用環境、悩みなどを
相談できる場所が必要になります。
さて、わざわざそうした活動をする必要があるのか?
と疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょうが、
前述したとおり犯罪数の6割が再犯によるもので、
さらにいえば、禁固以上の刑に服すると、
受刑者ひとりあたり年間300万円のコストがかかるそうです。
つまり、再犯をなくすことが社会リスクを低減し、
また、受刑者にかかる社会コストも低減することにつながるのです。
私自身は3年後、協力雇用主になることを目指しております。
ちなみに、協力雇用主とは元受刑者の雇用に積極的に取り組む事業者のことです。