中小企業白書(2017年版)P342~P358より
中小企業の新規事業展開について
4種類の戦略があります。
①市場浸透戦略
②新市場開拓戦略
③新製品開発戦略
④多角化戦略
⑤事業転換戦略
さて、この4つの新事業展開を「実施した企業」と「実施しなかった企業」との経常利益の増減について、この4分野ともに「実施した企業」が「実施しなかった企業」よりも経常利益が「増加した」と答えた企業の割合が高い結果が出てます。
さらにいえば「新事業展開で成功した企業」についていえば「新規顧客の獲得」「売上高の増加」「利益の増加」といった結果が出てます。(まあ、当たり前ですが)
また、中小製造業でみると「研究開発費が売上高に占める割合」が高い企業ほど経常利益も高いという結果が出てます。
概観すると中小企業では「研究開発」を地道に行い、新規事業展開にチャレンジしている企業が利益を出しているということですね。全てではないにしても・・・